新横浜プリンスホテルで宿泊型謎解きイベントに参加して、とても楽しかったので同じようなイベントがないか探していたところ、タイミングよく、今度は箱根仙石原プリンスホテルで、宿泊型謎解きイベントの再演が決定したので、早速申し込みました。
こちらは小説を片手に、ホテル内での謎解きにチャレンジするというもの。初演時にも好評だったようで、とっても面白そうです。
謎解きは時間制限があるので、他の参加者も1つ問題を解いたらすぐ次!というすごい勢いで謎を解いていくのですが、私は問題の途中で答えがわかっても、つい最後まで説きたくなってしまいます。ゆっくりじっくり1つ1つの謎を「お~!こうなるんだ!」とか「これはすごいな~。よくできてる問題だ~」などと、味わいながら進めてしまうので、どうしても時間が足りなくなってしまいます。そんな人にもこの宿泊型はとてもおすすめ。自分のペースで楽しむことができるところが良いですね。
とはいえ、結局前回の新横浜プリンスホテルでの謎解きも、時間を大幅にオーバーしてゴール。
そこで、今回はプリンスホテルのゴールドメンバー特典を最大限にきかせ、アーリーチェックインとレイトチェックアウト併せて3時間まで延長。時間に余裕をもってじっくりと謎に取り組むことにしました。
さて、当日。
こちらが今回謎解きの舞台となる、箱根仙石原プリンスホテルです。どこか古い洋館を思わせる建物が良い感じですね。小説の舞台にピッタリです。
お天気は曇り空ですが、宿泊型の謎解きは天候関係なく楽しめるので安心ですね。
入り口を入ると、正面奥には開放感のあるブッフェレストラン、GRILLが見えます。
右手を見るとフロント。プリンスホテルのメンバー専用のカウンターもありますが、まだ時間が早いので通常カウンターでも並ぶことなくチェックインすることができました。
今回は謎解きプランでの宿泊ですので、チェックインの際に一冊の文庫本としおり、捜査報告書を手渡され、イベントの注意事項の説明をいただきました。早速謎解きへの期待感が高まります。
チェックイン手続きを済ませると、ホテルスタッフの方が荷物をカートに乗せて部屋まで案内して下さいました。今回は5階のKodachi・Hikariプレミアのお部屋です。
大きく開放的な窓からはゴルフ場が見えます。座り心地の良いソファにカウチ、広々として快適そうなお部屋です。
お部屋のルームライトにはこんな可愛らしいてるてる坊主も。ホテルの方の心遣いが感じられて嬉しいです。
部屋にはコーヒーメーカーが備え付けられています。高輪プリンスホテルにはドルチェグストが備えてありましたが、こちらはUCCさんのものですね。ドリップの形式も少し違っていて興味深いです。サービスのミネラルウォーターが2本。部屋には空のミニ冷蔵庫もあります。
洗面所のアメニティももちろん充実。一番下の棚の茶色い袋はドライヤーが入っています。
広々としたバスルームです。シャワーブースもあり、バスタブも清潔感がありゆったりとした設計です。間仕切りに入った、すりガラスには少しレトロな感じがするレリーフも彫られていて素敵です。ここ箱根仙石原プリンスホテルには、温泉の大浴場と露天風呂もありますので、内湯を使うことは少ないかもしれませんが、ちょっとシャワーを浴びたい時や、わざわざ温泉まで行くのが面倒になった時、小さいお子様連れの方などにはやっぱりあると便利ですよね。
私はゴルフはやらないのですが、箱根仙石原プリンスホテルはゴルフ場も併設されているホテルですので、プレーの後の汗をさっと流すのにも重宝するのかもしれません。
一通りお部屋の探索を済ませて、早速謎解きにとりかかろうとしたら、相方はもうすっかり気持ちよさそうにベッドで寝ておりました。
無理矢理たたき起こして、謎解きのスタートです。
小説を一ページずつ読み進めていきます。小説の舞台は、まさに今いる箱根仙石原プリンスホテル。1ページ目からあっという間に小説の世界に引き込まれていきます。
イントロダクションを読み終わったあたりで、小説の指示通りの場所へ向かい、早速謎解きのスタート。謎を解き、答えを書き込むと、次の指示がわかるようになっていたり、答えを本に書き込むことで小説が読み進められるように工夫されています。
これはなかなか文章で表現するのは難しいのですが、本を片手に洋館の中を歩き回ると、次々に小説に書いてあるとおりの風景が目の前に広がるこの興奮は、なかなか筆舌に尽くしがたいものがあります。
謎を解きながらポイントを移動すると、ほかにも謎解きに参加されている参加者の方がいらっしゃいました。
こちらの皆さんはグループで参加されているようですね。お一人で参加されている方も多いようですが、グループで参加するのも楽しそうです。時間が迫っている時などは分担して解いたり、わからない問題を知恵を出し合って解いたりできますし、メンバーとさらに仲良くなれそうですね。
指示されたポイントでスタッフの方に合い言葉を言うことで、キーワードを貰えたり、次のヒントにたどり着けたり、問題がどうしても解けなくて困ったときや、指示された場所がわからない時には、ホテルスタッフの謎解きバッジをつけた方に声をかけると、いろいろとサポートをしていただけます。
普段宿泊するだけの時は、ホテルスタッフの方に話しかけたり、声をかけられることもあまりないですが、こうして謎解きを助けていただいたり、話しかけていただいたりしているとホテルスタッフの方にとても親近感がわいてきます。
助けていただいたスタッフの方とすれ違うと、「さっきはありがとうございました!見つかりました!」と自然と挨拶したり「どこまで進みましたか?」と声をかけていただいたり。
普段宿泊しないような豪華なお部屋を訪問するミッションもあったり、ホテルのバーや和食堂を訪れたり、ホテル内を満喫できるチャンスもあるのがいいですね。
途中、まとめて問題を解かなければならない場面が出てきましたので、いったん部屋に戻ります。
コーヒーを入れ、ホテルに来る途中で購入した、富士屋ホテルのアップルパイを食べながら問題を解きまくります。このアップルパイは、あのジョン・レノンも愛した味。箱根にいらしたらぜひご賞味下さい。
非日常の空間で謎解きに挑戦していると、日々の仕事の事を完全に忘れて没頭できます。 頭の普段使っていない部分を一生懸命使っている感じと、問題が解けたときのすっきり感はやみつきになりますね。
一気に解いて、フロントの方に入手したキーワードを報告しにいくと、次の謎に進めるところまできました。
小説もほぼ3分の2ほど読み進めた感じもするので、割といいペースで進んでいるかなと思っていたのですが、スタッフさんから「折り返し地点ですね」との一言!
え?まだ半分?
この時点で終了時刻の10時まであと5時間。後半の謎は難易度があがりますので、気が抜けません。本当はゆっくりとホテルのディナーブッフェを楽しみたいところですが、前回の新横浜プリンスホテルでは、ついついブッフェでお腹一杯に食べて長居してしまい、あえなく謎解きは時間切れになってしまった苦い経験がありますので、食事は早々に済ませて謎解きに集中します。
最後はかなり苦戦しましたが、なんとか無事に解決!フロントに報告にいくと、すべての謎の答えももらえました。時間内に解決できなかった場合も、フロントに報告に行くと答えがもらえるようなので、「あともうちょっとだったのに~!残念!」という方もフロントに行くことをおすすめします。もやもやしながら帰るのは、嫌ですもんね。
帰り道、答えをて「あー!そうか!気がつかなかった!」と悔しがって、スッキリするのも楽しいと思います。
本当はもっと写真も載せたいところなのですが、イベントが再々演になる可能性もあると思いますので、ヒントになりそうなものは載せられないのです。ごめんなさい。でも、本の中の世界に迷い込んだような感覚の今回の謎解きは、新横浜プリンスとはまた違った楽しさで絶対におすすめです。
謎を無事解決し、すっきりした気持ちで温泉へ。
そう。先ほども書きましたが、この箱根仙石原プリンスホテルは温泉があるのです。内湯と露天がありますがどちらも上手に配置されていて、開放的な雰囲気を楽しめます。写真でお見せしたいところなのですが、もちろん、浴場内は撮影禁止なので、ご勘弁を。宿泊されてのお楽しみです。
温泉で疲れを癒やし、翌日までぐっすり休みました。家の布団よりもホテルのベッドの方がよく眠れるって困りものですね。
翌朝です。今回は朝食付きのプランを選びましたので、ダイニングに向かいます。
外は霧につつまれていて、霧雨も降るあいにくの天気ではありますが、これがミステリーの舞台にぴったりの雰囲気でかえって良かった。昨日の謎解きの感想を話し合いながら朝ご飯です。
朝食のブッフェも種類豊富。オムレツも好きな具を入れて焼いてもらえますし、パンもご飯も充実。ついつい食べ過ぎてしまいますので要注意。でも旅はご飯も楽しみの1つですもんね。気にせず思いきり食べちゃいましょう(笑)
おなかいっぱいになりましたが、レイトチェックアウトの時間までたっぷりありますので、もう一度小説を読み直しながら、昨日の謎解きの余韻を味わいつつ部屋でゴロゴロ。
とても良い休日になりました。チェックアウトの際、七夕飾りがあって、短冊に願い事がかけるようになっていましたので、「またプリンスホテルさんが謎解きイベントをやってくれますように」願い事を書いてかけてきました(笑)
思い切り集中して頭をつかって、温泉に入ってリフレッシュ、頭も体もスッキリ。とても良い休日になりました。
宿泊型謎解きイベント、おすすめです。